要約

人材育成の前に知っておくべきこととは?

「若くて良い人材が育ってこない」「どうやって若いスタッフを育てていけばいいのか?」そんな悩みを持った経営者、管理職は非常に多く存在します。
そして、どうしたらいいか分からないまま、人材育成のセミナーへ参加してみたり、あるいは外部から講師を招いて研修を行ったりするのです。しかし残念ながら、それでも思うようには育っていかない、というのが現実です。
なぜセミナーや研修をしてまでも育たないのでしょうか?

それはそもそも自社にとって良い人材とは?を明確に定義されていなかったり、はたまた研修やセミナーを終えた後、それらで学んだことを活かせる土壌が会社(職場)に出来ていなかったり、何よりスタッフが仕事、会社の中で何に悩み不安を持っているかを把握していないからなのです。
 こうした本質を無視し、いくらセミナーや研修を行ったところで人が育って来ないのは当然なのです。さらに、人が育たなくなれば会社もまた育っていきません。

しかし、こうしたこととは逆にセミナーや研修に力を入れなくても人が育ち、それに伴い会社も成長していく、という会社もたくさんあります。


では人材が育っている会社では一体何をしているのでしょうか?

実は、人材を育てる時に大切なことは「会社はどこに向かっていくのか。」というビジョンを具体的に示すことが前提として必要です。まず地図を拡げ我々はここへ向かっているのです、というゴール地点を示し共有することなのです。
これにより会社そのものの存在意義を理解してもらうことと仕事の意義を理解してもらうことです。このことによって「自分はだからここでは必要なんだ。」と自覚してもうらのです。また、「どうして自分が必要なのか」を認識してもうらことで、みなで同じ目標に進んでいくチームの一員としての自分の役割を明確にしてもらうことが出来ます。
野球にはピッチャー、キャッチヤー、ファースト、セカンド、サード、ショート・・・と各ポジションがあります。チームが試合で勝ち、優勝を目指すために自分のポジションの役割を十分理解し守備をするのと同じことです。各自が自分のポジションを明確にし役割を果たすことがチームの力になることを互いが十分に理解しているのでそのポジションを任せることが出来ます。適材適所というより、適任です。
会社組織においても各ポジションを任せきるのです。特に3年目~5年目以上の若い人材に任せるのです。無論、現実的には業務内容によって任せられるものやまだ任せるには早いもの、と色々あるでしょう。それでも任せられると判断できるものについてはドンドンと任せていくのです。たとえどんなに些細な仕事であっても「これは君に任せたよ」と。
これが人材が育つ土壌となって行きます。
 中小・零細企業では経営者が何もかもやってしまっているがため、人が育たないケースはほんとに多いです。任せるより、自分でやった方が確実で早いからです。
ですが、それでは何も変わることはありません。会社として成長を望むのであれば、任すこと、これを実践していく必要があります。
人は任せられると多少のプレッシャーを感じつつも、余程のネガティブでは無い限り何とかしようと奮闘します。これが責任感を強くし同時に判断力、思考力、行動力を高めてくれるのです。仕事が人を育てる、というような言葉がありますが、まさにこうしたことなのです。


ダメリーマンでも育つ?

本書に登場する主人公は、どうしようもない入社5年目のダメリーマンです。自分自身でもそのことを認めています。心も折れかけていますが、幸いにして全くやる気が無い訳ではありません。彼は彼なりに「このままではいけない。」ともがき苦しんでいます。
しかし、どこからどう手を付けていいのか分かりません。そんな部下を持つ上司も彼をどう扱って良いのか、どう接して良いのか分からずじまいです。人が育つ土壌どころか不毛地帯です。当然、そのような会社に未来はありません。右肩下がりです。
だからといって何も手を打たない、という訳にも行きません。

そんな時、彼がしでかした”あること”がきっかけで、会社も彼のポジションも大きく前へ動き出します。

このことで、やる気ではなく「自分でもやれるんだ。」というやれる気を見出し、それがやがて伝播し・・・

はたして、彼のしでかたした”あること”とは?
窮地に立たされた会社が前に進むために上司の取った行動は?経営者の決断は?
彼はダメリーマンのレッテルを汚名返上することが出来るのか?

 本書は深夜でよく見かける30分~60分枠のドラマ仕立てで描いたショートストーリーです。想像しながら追体験し、楽しみながらも人材育成、組織運営にとって重要なことなどあなたにとって必要なことを考える機会を得、学ぶことができます。
また、若いビジネスマンにとっては、さらなるステージに向けてのモチベーションにしてもらうことが出来ます。
これらのことから、人材が育つ土壌を育み、その環境を保ち、人材から人財を創造していくヒントを得ることが出来ます。それは即ち、あなたの会社の組織がさらに強固となり、人が勝手に育っていく会社へ生まれ変わっていく第1歩になるということです。


Facebookであなたの背中を後押しします。

本書は、常にfacebookと連動しています。主人公が取る行動と同じようにあなた自身も筆者とコミュニケーションが取れるように設計されています。恐らくこのような試みは初のことでしょう。あなたが悩んでいることや不安なことや問題など、いつでもメッセージやコメントでやり取り出来ます。ご活用頂くことで、本書を読書する以上の価値を手にすることができます。お気軽にご活用ください。


目次

はじめに やる気ではなくやれる気

第1話 きっかけ~大きな1歩

第2話 変化~スイッチ音

第3話 貢献~妄想崩壊

第4話 よろこび~落書き

第5話 体験~積み重ね

第6話 不安~カルビが食えない

第7話 多忙~充実と怒号の間に

第8話 改革~タイ時々ネバ

第9話 成長~戻るのが恐い

第10話 活路~こんな僕でも

あとがき~報告の効用

お荷物ダメリーマンときどきエリート ~ところてん男子90日の戦い~
を早速拝読させて頂きました。

恥ずかしながら、私は本を読むのは苦手でして
月に1冊は無理でも年間で10冊は・・・と思うのですが 3~4冊程度の本しか読破できない丁度本作の主人公のようにダメダメです。。。

ですが、お荷物ダメリーマンときどきエリートだけは全く苦にならず、 いや、苦にならないどころか次が読みたくて読みたくて 気づいたら読みきったという感じでした。
ストーリーのテンポの良さも然ることながら内容も面白 私のような読書が苦手な、また忙しい人にでも 間違いなくお勧めできる本だと思います!!

確かに、この主人公はダメな所もあるのですが、 ダメなりに自分を客観的に見る事ができていて、 しっかりと的を得てまとめる事ができている所、 そして、何よりも素直であり、コミュニケーションを取れている所があり そんな所が大成したのだと思います。

私自身も最近はネバネバ状態だったなと反省しております。
前作の時にもタイ時々ネバ状態をノートに大きく書き 赤丸で何重にも囲んでいたのに・・・すっかり飛んでしまっておりました。
事業の方でも消費税増税のお陰かありがたい事に忙しくさせてもらっておりますが、 完全にネバネバ状態になっておりました。
また、青年部活動においても今期から副会長を拝命し、 こちらでもネバネバ状態でありました。
社員のみんなにもタイ時々ネバ状態になってもらえるように 私自身は目の前の仕事だけに追われるのではなく、もっと長期的に物事を捉え 日々の仕事をしなければと感じました ←ここが私のネバ状態にする所です。
また忘れるといけないので今回は、付箋に赤文字で書いて 事務所にいるときは必ず見るパソコンの画面脇に貼りました。

ありがとうございました。

P.S この本を読んでいて文字だけなハズなのに細かな描写もあり情景がすっと浮かんできました。
  是非ともドラマに!期待しています♪
  もちろん、その時は1話ごとの実践付きで!!
  
  あ、次回作も期待しておりますw
John Doe
明るく楽しい家創りの小出建設株式会社
小出 哲士
中久保様へ

本書「お荷物ダメリーマンときどきエリート  ~ ところてん男子90日の戦い」 読ませて頂きました。

人は、いつでも自分を変える事が出来る!

今の自分を作っているのは、良いも悪いも 全て自分次第であるという事を改めて感じました。

今、何のために仕事をしているのか、 どこに向かっているのかを考えないと ただ、こなしている状態では、本当の充実感を感じないのだと思います。
そして人は一人では生きていけないという事です。

人は必ず誰かに助けられています。そして、自分も誰かを助ける事が出来るはずです。
自分のためより、人を思う気持ちが大切だという事です。

それが気遣い、心配りだと思います。

今の日本人にとって一番大切なことだと思います。

そして、勇気を持って物事に取り組む事ですね!
今までと違うことは勇気が要ります。しかし、その枠の外には、もっと可能性という夢の世界があります。

人間無駄な経験は何もない!経験を無駄にしている考え方があるだけですね!
大変勇気と愛を頂いた物語でした!

そして、結果に左右されるのではなく、自分でコントロール出来るプロセスにコミットして 一つ一つ凡事徹底することが改めて人の感情を左右して未来を創る事だと感じました。

是非一度読んでみて下さい!

必ず、明日からいや今から行動が意識が変わる本だと思います。

本との出逢いは、偶然ではありません。必然です!
Jane Doe
株式会社 川地工務店
代表取締役 川地将人
中久保さま

こんにちは。
「お荷物君」を拝読させていただきました。
誠に有難うございました。面白かったです☆
雑文ですが、感想文をお送りさせていただきます。

どんな環境や自身のモチベーションの時も、
「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」
これらをいつもの仕事場から感じ取り、
手足を出す“一歩”が成果のある仕事に繋がる。
きっと、そんなきっかけを作ることができる楽しい本です。

私は販売業なのですが、お客様・お取引先様・自分自身にとって、
どんな行動・発言の選択がお役に立てて、お互いに気持ち良くなれるのか?
そうシンプルに考えてみることが大切なのだと思います。
それは、目の前にいる方・これからお招きしたい方にもイメージが湧き、
より良いお仕事になってゆくのだと思います。


 私の場合、経験不足や機転がきかず失敗したり、
時には怠惰だったり短気な性格に負けて、
判断を誤り、後悔し反省することもあります。

面白いもので、お店は自身を映す鏡のようです。

良い時も悪い時も正直に結果として表れてきます。

お店と自身の成長の為にもこれを繰り返さないよう、

この本を読んで、自分を磨いてゆかねばと強く感じました。


ありがとうございました。
小売業 匿名希望
Author

著者 中久保浩平(ナカクボコウヘイ)

営業・マーケティング戦略コンサルタント。 建築・土木業界に10年間従事。その後30歳を機に独立するも見事に失敗。この失敗経験から中小企業への営業・マーケティング、コンサルティングを開始。全てが体験から確立されたもので小難しい理論はなく実践重視のスタイルで多くの経営者、ビジネスマンからの支持・信頼を得ている。著書:【ビジネス真実践~失敗こそ財産】アルマット刊  まぐまぐ殿堂入りメールマガジン:ビジネス真実践 毎週火・木配信中

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